“かかりつけ医のトレーナー版”を目指して

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金子 直矢(かねこ・なおや) / スタジオ ノヴァークス代表取締役社長 1987年生まれ。プロフィールはこちら

<aside> <img src="/icons/flag_lightgray.svg" alt="/icons/flag_lightgray.svg" width="40px" /> 株式会社STUDIO NOVARX(スタジオ ノヴァークス)は2023年7月25日に設立されました。ここでは、代表の金子直矢へのインタビューを通じ、ノヴァークスとして目指すミッションやビジョンを深掘りしたいと思います。 金子の考えに共感/共鳴してくれるまだ見ぬあなたへ思いが届く場になればと考え、金子が生まれ育ち今も拠点とする東京都江東区・深川で話を聞きました(聞き手・清水泰斗)

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パーソナルトレーナーをより生活に身近な存在へ

――ミッションとして掲げる“全ての人に生涯頼りにできるお抱えのトレーナー・ヘルスケアスペシャリストを”について、意図を教えてください。

“かかりつけ医のトレーナー版”というイメージを持っています。

自分が担当しているお客さまにはシニア層も多くいて、50~70代となると「入院するほどの病気やケガじゃないけど、何か体に不具合がある」という方がほとんどです。

身体に全く問題がない、あるいは関心がないという人の方が少ないことが見えてきました。  こうした人ほど、運動したい気持ちはあれど運動をすること自体に不安があり、自分一人で行うことにハードルを感じていたりします。

医療領域ではかかりつけの医院があるように、ヘルスケアについても理学療法士や鍼灸師、インストラクターなどと連携し、一人ひとりに身体の相談役がつく社会になれば――というイメージです。

現状だと「パーソナルトレーナーをつける」ことに対してかしこまってしまう方も多くいて、その垣根をなくせればいいなと思っています。

ヘルスケアがシームレス化する時代に適したサービスを

いま、前述したような専門家たちのすみ分けがなくなってきていると言われています。  従来、トレーナーの業務は理学療法士や作業療法士が扱うQOL(Quality of life)の層に隣り合う層として、スポーツのパフォーマンスの向上やケアが主目的だったものが、変わってきている。